リップルのリサーチチームが、XRPレジャー(XRPL)へのトランザクションのプライバシー追加に関する論文を発表した。
この論文では、多目的トークン向けのConfidential Transfers(Confidential MPTs)が紹介されている。目標は、発行者による凍結や差し押さえなどの管理機能を持たせ、機関投資家や規制環境での利用を可能にすることにある。
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この論文は、ムラト・チェンク氏、アンチャル・マロトラ氏、ジョセフ・アヨ・アキネイレ氏によって執筆された。Confidential MPTsは、2025年10月にXRPL メインネットで開始したXLS-33トークン標準の暗号技術的拡張となる。
このプロトコルでは、各アカウント残高の平文表記をEC-ElGamal暗号文に置き換える。また、バリデーターによる復号化を必要とせず、非対話型ゼロ知識証明によって送金の正確性や残高の十分性を担保する。
一方で、送信者と受信者の識別情報は可視のままとなり、XRPLのアカウントベースモデルは維持される。
このタイミングは、オンチェーンプライバシーに対する規制当局の姿勢転換と重なる。3月初旬に議会に提出された最新の報告書で、米財務省はデジタル資産の適法利用者が公共ブロックチェーン上で取引する際、ミキサーの使用に依拠する場合があることを認めた。
このプライバシーに関する論文は、リップルがネットワークのセキュリティ基盤強化を同時に進めている中で発表された。同社は最近、XRPL向けのAI駆動セキュリティ戦略を明らかにした。
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