エヌビディア株は水曜日の時間外取引で急騰した。継続する生成AI向け半導体の旺盛な需要を背景に、再び好決算を発表したためである。
発表を受けて一時的に200ドルの大台を突破したが、その後利益確定売りも入り株価は反落した。投資家心理の楽観と利食いの両面を反映している。
同社は四半期売上高681億ドルを計上した。前年から大きく伸び、市場予想も上回った。調整後1株当たり利益は1.62ドルで、こちらもアナリスト予測を上回った。
この結果は、エヌビディアが依然として主導的な立場にあることを改めて示した。クラウドプロバイダー、新興企業、大企業によるAIコンピューティング基盤の中枢である。
しかし株式市場の反応には温度差があった。決算発表直後はエヌビディア株が急伸し、時間外で200ドルを突破した。
だがその後上げ幅を失い、株価は190ドル台半ばに押し戻された。短期筋による利確売りや今後の成長期待の見直しが入った。
投資家はエヌビディアの今後の見通しに強い関心を示した。次四半期売上高は約780億ドルと見込んでおり、アナリストの予想を上回っている。
これは、AIインフラ支出が依然強いことを示唆する。業界の需要鈍化や過度な設備投資懸念が一部で指摘される中でも、支出意欲の強さがうかがえる。
一方で、エヌビディアのデータセンター事業が成長の主軸であり続けた。クラウド企業や政府はAIインフラ整備を競い合い、同社の半導体が依然として中心的役割を果たす。
ジェンスン・フアンCEOは、顧客が将来のサービスや自動化を見据えてAI演算基盤へ積極投資していると述べた。
それでも、一時上昇後の反落は投資家の慎重姿勢を示した。エヌビディアはこの2年間で大幅な株価上昇を達成しており、市場の期待値は極めて高い。
好決算であっても、市場の予想が上振れていればボラティリティ(変動性)につながることがある。
結局、今回の決算が示したのは「AI関連投資の継続的な強さ」と、それを最大限享受するエヌビディアの地位の確かさである。


