この記事の要点
米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のブライアン・アームストロングCEOは2026年2月16日、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が下落局面にあるなかでも、小口投資家が買い増しを続けていると明らかにしました。
同氏によると、同社プラットフォームの顧客データでは、リテール(個人)ユーザーのBTCおよびETHのネイティブユニット(仮想通貨そのものの数量)保有量が増加しており、2月時点の残高は2025年12月と同等か、それを上回る水準にあるといいます。
アームストロング氏はこうした動きを、仮想通貨コミュニティで使われる「ダイヤモンドハンド(価格変動に動じず保有を続ける姿勢)」と表現し、下落局面でも売却せずに保有を続ける利用者が大半を占めていると強調しました。
「仮想通貨の強気シナリオは加速段階」
コインベースCEO「仮想通貨の強気シナリオは加速段階」長期成長への自信示す
アームストロング氏は自身のX(旧Twitter)への投稿で、現在の市場環境下でも「リテール(個人)ユーザーは強気姿勢を保っている」と述べました。
同氏は、BTCとETHのネイティブユニットベースでの保有量が増加している点を挙げ、価格下落時に買い増す「buy the dip(押し目買い)」の行動が確認されていると説明しています。
同氏が言及したネイティブユニットとは、米ドル換算額ではなく、BTCやETHなど、仮想通貨そのものの数量を指します。数量ベースで残高が増加している場合、実際に追加購入が行われていることを意味します。
Coinbaseプラットフォームの顧客データでは、多くの利用者が2月時点で12月と同等かそれ以上の数量を保有しているとされ、アームストロング氏は「vast majority(大多数)」という表現で保有継続の広がりを示しました。
2026年初頭の仮想通貨(暗号資産)市場では、マクロ経済動向や金融政策の影響を受けて値動きが続いています。BTCは6万8,000ドル(約1,040万円)台、ETHは2,000ドル(約36万円)前後で推移する場面も見られ、短期的な変動が目立つ状況となっています。
こうした相場環境のなかでも数量を積み増す動きが確認されており、下落局面でも保有を継続するリテール層の動きがCoinbaseのデータから示されています。
ビットコイン急落「終焉論と反発期待」
2026年のビットコイン急落「終焉論と反発期待」過去の暴落から見る回復の可能性
仮想通貨市場では、価格急落局面で個人投資家が押し目買いに動く場面が過去にも確認されています。
2021年から2022年にかけての下落局面でも、小口投資家が数量ベースで買い増しを進め、その後の相場回復局面で一定の下支え要因となったとされています。
ただし、当時と現在では市場環境が異なり、規制動向や金融政策、機関投資家の資金フローなど複数の要素が価格形成に影響しています。
取引所の内部データでは、個人投資家がBTCやETHを数量ベースで積み増していることが示されており、需給や投資家心理を示す材料の一つとして注視されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.25 円)
>>最新の仮想通貨ニュースはこちら
価格予想関連の注目記事はこちら
ビットコイン上昇の鍵を握る「4大要素」ビットワイズCIOが示す転換シグナル
「ビットコインのファンダメンタルズは不変」JAN3創設者が相場転換を示唆
コインベースCEO「仮想通貨の強気シナリオは加速段階」長期成長への自信示す
Source:ブライアン・アームストロング氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像
