暗号資産(仮想通貨)運用大手CoinShares(コインシェアーズ) のリサーチ責任者James Butterfill(ジェームズ・バターフィル)氏のブログ投稿によると、世界の暗号資産ETP(上場取引型金融商品)が4週連続の資金流出を記録した。
直近の1週間の流出額は1億7300万ドル(約268億1500万円、1ドル=155円換算)で、過去4週間の累計流出額は37億4000万ドル(約5797億円)にまで拡大している。今回の報告で特筆すべきは地域間の顕著な乖離だ。アメリカでは4億300万ドル(約624億6500万円)の大幅な流出が見られた一方で、ヨーロッパやカナダでは合計で2億3000万ドル(約356億5000万円)の流入を記録し、アメリカの流出分を一部相殺する形となった。
資産別では、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が流出を主導しており、市場全体で慎重な姿勢が強まっている。ビットコインは1億3300万ドル(約206億1500万円)、イーサリアムは8510万ドル(約131億9050万円)の流出を記録し、センチメントの弱さが際立っている。
一方で、一部のアルトコインには底堅い需要が見られる。エックス・アール・ピー(XRP)やソラナ(SOL)、チェーンリンク(LINK)は引き続き新規資金を引き付けており、それぞれ3340万ドル(約51億7700万円)、3100万ドル(約48億500万円)、110万ドル(1億7050万円)の流入を記録した。分散型金融(DeFi)や決済の用途を持つプロジェクトへの関心は底堅く、市場全体がリスクオフ傾向にある中でも相対的な強さを示している。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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