暗号資産(仮想通貨)取引所のSBI VCトレードは12日、東証グロース上場のTORICOと、イーサリアム(ETH)の取引、保管、および運用における連携を開始することを発表した。
本連携により、SBI VCトレードは大口顧客向け特別サービス「SBIVC for Prime」を通じ、TORICOが推進するイーサリアムトレジャリー事業に対して各種サポートを提供する。
TORICOは、「漫画全巻ドットコム」等のネット書店の運営をする一方、2025年より「日本No.1イーサリアム運用会社」をミッションに掲げている。
本連携発表時点において、グループ全体のイーサリアム総保有数量は約1684ETHに達しており、累計取得価額は8億2000万円を超える規模となっている。
また同日、TORICOはオンラインイベント「Ethereum Shift 2026」を開催。登壇したSBI VCトレードの近藤智彦社長は、TORICOのトレジャリー戦略アドバイザーを務めるgumi創業者の國光宏尚氏との対談の中で、「國光さんが『イーサリアムといえばTORICO』と連呼し始めたことで、我々にもイーサリアムの問い合わせが増えた」とTORICOのブランディングが市場に与えている影響について語った。
また、暗号資産の法人取引の今後の展望について近藤氏は、既存金融の知見を持つ人材の重要性を強調した。
国内では提供例が極めて少ない法人向けオプション取引に触れ、相場の下落局面でも「カバードコール」などの手法を活用すれば、イーサリアムを保有し続けたままプレミアム(収益)を得られるメリットを説明。
このように、既存金融の戦略を状況に合わせて柔軟に使いこなせる体制こそが、DAT(デジタル・アセット・トレジャリー)企業の成長を左右するとの見解を示した。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから
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