ミームコインのローンチパッドとして知られるPump.funにリンクされたウォレットが、約1億4,800万ドル相当のステーブルコインをKraken(クラーケン)に入金したことが確認された。
短期間で実行されたこの大規模な資金移動は、トークン販売による収益の扱いを巡り、市場の関心を集めている。
オンチェーンデータによると、Pump.funに関連するとされるウォレットは2026年1月13日(火曜日)、USDCとUSDTで構成された約1億4,800万ドル(約234億円)相当の資金をKrakenに預け入れた。
分析はオンチェーンアナリストのEmberCNとLookonchainが行っており、いずれも資金の出所がPump.funに紐づくウォレットである点を指摘している。この入金は単発の動きではなく、過去数カ月にわたって続いてきた取引所向け大口送金の流れを引き継ぐものとされる。公開されているウォレットの動きを基にすると、11月15日以降にKrakenへ送金されたステーブルコインの総額は約7億5,300万ドル(約1,192.4億円)に達した。一部では、10月以降の累計が約8億4,400万ドル(約1,336.5億円)を超えるとの集計も示されている。
これらの資金は、2025年半ばに実施されたPUMPトークンのICO(新規仮想通貨公開)による収益に由来するとされる。過去には、Krakenに入金されたステーブルコインの一部が、その後Circle(サークル)関連アドレスへ移動したケースも確認されており、償還や内部的な資金移動の可能性が意識されてきた。
Pump.funとKrakenはいずれも、今回の送金の目的について公表していない。
一方でPump.fun側は、これまで同様の資金移動について、現金化や清算ではなく、ウォレットの再編や運用費用の確保、再投資準備といった通常の財務管理の一環だと説明してきた。それでも、送金の規模と継続性は議論を呼んでいる。Pump.funはSolana基盤のミームコイン経済において中心的な存在で、2025年には数十億ドル規模の取引高を記録した。一方で、ミームコイン市場全体では熱狂の沈静化が指摘されており、収益成長の鈍化や手数料体系への不満も浮上している。
共同創業者のアロン・コーエン(Alon Cohen)氏は今月初め、従来のクリエイター手数料モデルに欠陥があったことを認め、取引量重視からトレーダーと流動性を優先する方向へインセンティブを転換する新たな戦略を示した。こうした方針転換と並行して進む大口の資金移動は、財務の透明性やガバナンスの在り方に対する関心を一段と高めている。
さらにPump.funは、組織犯罪やインサイダー取引を主張する民事訴訟を抱えており、その判決は今月下旬に下される見通しだ。今回の送金が当該訴訟と直接関係するものではないとされる一方で、プラットフォームの財務運用を巡る視線が厳しさを増していることは確かだ。
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