仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)は2026年1月8日、金および銀を原資産とする無期限先物契約の提供を開始したと発表しました。
同商品は、同社として初めて伝統的金融資産(TradFi)の価格に連動する先物商品であり、米ドル建てステーブルコイン「テザー(USDT)」を用いて取引が行われます。
発表によると、金に連動するXAUUSDTは1月5日、銀に連動するXAGUSDTは同7日にそれぞれ上場しました。
これにより利用者は、バイナンスのウェブサイトおよび公式アプリを通じて、金や銀を現物で保有することなく、価格変動を対象とした先物取引を行うことが可能となります。
バイナンスは、TradFi無期限先物契約の特徴として、レバレッジを活用した取引機会の提供に加え、暗号資産とは異なる値動きを持つ資産を組み入れることで、ポートフォリオ分散に寄与する点を挙げました。
同社は本商品の提供について、伝統的金融市場とデジタル資産市場の間に存在する分断を埋める取り組みの一環と位置付けており、今後も先物取引で取り扱うTradFi資産の拡充を進めていく方針です。
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発表によると、これらのTradFi無期限先物契約は、バイナンスの関連企業であるNest Exchange Limited(NEL)を通じて提供されます。
NELは、現物取引およびデリバティブ取引を扱うグローバルプラットフォームであり、1月5日にアブダビ金融サービス規制当局(FSRA)のライセンスを取得したと報告されています。
これにより、バイナンスが提供するサービスは、TradFi無期限先物契約を含め、すべて同地域の規制枠組みのもとで運営される体制が整えられています。
また同社は、先物契約の清算業務について、公認機関であるNest Clearing and Custody Limitedが担当すると説明しています。
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バイナンスは、こうした提供体制のもと、原資産である金や銀の取引時間外を含め、24時間365日体制でTradFi無期限先物契約を利用できるとしています。
一方で、伝統的金融資産は市場の取引時間が限定されていることから、同社は取引時間外における先物価格の急激な変動を抑制するためのリスク管理措置を導入しています。
具体的には、各原資産の取引時間内においては価格および指数が毎秒更新される一方、市場が閉じている時間帯には指数を直近の値に固定し、あわせて価格と指数の乖離幅に制限を設ける仕組みが採用されています。
バイナンスは、こうした価格変動対策の一例として、XAUUSDTにおける価格と指数の乖離幅を上下3%以内に抑える設計を挙げています。
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Source:バイナンス公式発表
サムネイル:AIによる生成画像


