Polygon Labsが、ステーブルコイン決済をサポートし、国境を越えた価値移転を合理化する新フレームワーク「Open Money Stack」を発表した。Polygon Labsは、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2スケーリングソリューション「Polygon PoS」を開発するプロジェクトであり、低手数料かつ高速なトランザクション環境を提供することで多くのDeFi(分散型金融)やWeb3プロジェクトの基盤となっている。
今回発表されたOpen Money Stackは、ステーブルコインによる支払いインフラ構築を目的としたモジュール式フレームワークで、国際送金や決済を効率化するための基本コンポーネントを提供する。モジュールはオンチェーン決済、法定通貨アクセス、コンプライアンスツールなどで構成され、金融機関やフィンテック企業が自社ニーズに応じて柔軟に組み合わせられる設計となっている。これにより異なるブロックチェーンとの相互運用性も確保され、グローバルな決済ネットワークの構築が加速すると見られる。
Open Money Stackの導入は、ステーブルコインを利用したグローバル決済の標準化・効率化に大きなインパクトを与える可能性がある。既存の銀行決済が抱えるスピードとコストの問題を解消することで、企業の国際取引、日常的な決済へのブロックチェーンの活用が進むだろう。また、規制対応を組み込んだ設計は従来型金融機関の参入障壁を下げ、暗号資産(仮想通貨)と伝統的金融の融合を促進するものと期待される。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
New Atlas for Digital Assets ──
デジタル資産市場の「地図」と「コンパス」を目指して


