イーサリアム価格、短期反発後2,950ドルを下回る、3,050ドルのレジスタンスゾーンに注目

• ETHは短期的な回復の後、2,940ドル付近で取引されており、サポートラインは2,925ドル、レジスタンスラインは2,975ドルとなっている
• 上昇の可能性としては、3,000ドルから3,050ドルを取り戻すことが強気の勢いにとって重要である

世界第2位の暗号資産であるEthereumは、昨日、長期的な下落の後、小幅な上昇を開始し3,000ドルを突破したが、その勢いを維持できず3,048ドル付近で失敗に終わった。現在、ETHは2,950ドル以下で取引されている。 

(出典: CMC)

Ethereumはリバウンドを試みるも、価格は再び下落

CMCのデータによると、昨日、ETHはリバウンドを開始し、2,928ドルから徐々に上昇し、2,990ドルを超え、さらに3,000ドルのレジスタンスラインを上回り、3,040ドルから3,050ドル付近で最高値を形成した。 

その後、本日早朝、ETHは2,925ドル付近まで下落したが、わずかに上昇を開始している。執筆時点では、ETHは2,944.34ドル付近で取引されており、過去24時間で3.25%の下落を反映している。その時価総額は3,553億6,000万ドルとなっている。ETHは現在、史上最高値から40.5%下回って取引されている。 

また、Bitmine Immersion Technologies (BMNR)は月曜日にプレスリリースを発表し、先週約44,463 ETHを購入し、総保有量を410万ETHに押し上げたことを明らかにした。この価値はETH供給量全体の約3.41%である。機関投資家の買いが強く維持されているにもかかわらず、ETHはその後本日は下落している。

ETHの今後は?

(出典: TradingView)

テクニカル指標は引き続き弱気の勢いを示しており、相対力指数(RSI)は41付近で推移し、売られ過ぎのレベルを上回っているものの、購入力の弱さを示している。

一方、MACDは青線がシグナルラインを下回っており、これは弱気のクロスオーバーであり、現在売り手が買い手よりも影響力を持っていることを示している。これらの指標を総合すると、Ethereumには引き続き下落圧力がかかっており、現時点では前向きな反転の強い確認はない。

Ethereumの直近のサポートラインは2,925ドル付近であり、このレベルを下回ると2,900ドルでサポートされる可能性があり、さらなる弱さは2,875ドル付近の次のサポートラインをテストする可能性がある。上昇の可能性としては、2,975ドルが短期的なレジスタンスラインとして残り、3,000ドルから3,050ドルは強気の勢いを取り戻すための重要なブレイクアウトレベルとなっている。

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