30GB・40GB・50GB・100GBなどさまざまなデータ容量のプランから選べる大容量の格安SIM(格安スマホ)。動画鑑賞やテザリングが存分にできる大容量プランはさまざまあるため、月額料金や通信速度を比較して選びたいですよね。「30GBの料金が安いのはどこ?」「キャリアと比較して月額料金は安い?」と気になっている人は多いのではないでしょうか。
今回は、人気の大容量の格安SIM21サービスを、5つのポイントで比較して徹底検証。おすすめの大容量の格安SIMをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな大容量の格安SIMは「通信制限を気にせずにたっぷり使っても余裕がある、大容量プランを安く快適に使える格安SIM」。徹底検証してわかった大容量の格安SIMの本当の選び方も解説しますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。
マイベストでは、ベストな大容量の格安SIMを「通信制限を気にせずにたっぷり使っても余裕がある、大容量プランを安く快適に使える格安SIM」と定義。そんなベストな大容量の格安SIMを探すために、人気の大容量の格安SIM21サービスを集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。検証①:通信速度検証②:電波のつながりやすさ検証③:安さ(月30GB・月40GB・月50GB・月100GB利用時)検証④:初期費用の安さ検証⑤:乗り換えやすさ
おすすめスコア:4.85(2025/12/26時点)
安く抑えたいけれど30GBではもの足りない人に。3回線から選べる
「mineo」は、30GBでは足りない安さ重視の人で、回線を選びたいなら選択肢になります。30GBの料金では最安ではないものの40GB、50GBのプランが月額2,948円と、ほかの大容量の格安SIMと比較してもトップレベルの安さ。出先で動画鑑賞をたっぷり楽しみたい人にもぴったりです。初期費用は、SIMカードの場合・eSIMの場合ともに3,740円かかります。ドコモ・au・ソフトバンクと、3種類の回線から選択できるのも特徴。MVNOでありながら、回線が混雑しがちな昼休み時間帯含めて高画質の動画を快適に見られるほどの速度でした。電波もつながりやすく、地下や屋内で圏外になるリスクは低いといえますが、MVNOという仕組み上回線の混雑状況によって通信速度は左右されやすいでしょう。MNPワンストップに対応しており、MNP予約番号を事前に取得する必要がないので乗り換えも簡単。また、アプリやマイページ上で「mineoスイッチ」をONにすると最大1.5Mbpsで使い放題になるオプション「パケット放題Plus」が無料で利用できます。大容量プランのなかでも、安さと回線の選択肢の多さが魅力。月に40~50GB必要な人は検討してみてください。
おすすめスコア:4.78(2025/12/26時点)
大容量の格安SIMを求めるすべての人に!料金・通信品質のバランスがよい
auのオンライン専用ブランドである「povo」は、大容量の格安SIMを探しているすべての人に検討してほしいプランです。基本料金0円で必要なデータ容量を選べる料金体系で、データ容量をすべて消費するか使用期限が切れるたびに購入するのはやや面倒であるものの、2〜3か月分をまとめ買いすると1か月あたりの料金を抑えられます。月30GB利用時の料金は2,660円と安く、月40~100GB使用する場合の料金も1か月あたり3,278円と非常に安い点が特徴です。とくに50・100GB使用時は比較した格安SIMのなかでもかなり安く、家にWiFiがなくテザリングもしたい人など、消費するデータ容量が多い人でもお得。また、事務手数料・SIM発行料などの手数料がかからず、初期費用なしで契約できるのもおすすめポイントです。キャリアのau回線を使用したMNOで混雑の影響を受けにくく、電波のつながりやすさも問題ありません。実際に速度を計測すると、どの時間帯でも高画質の動画再生やオンラインゲームがサクサクできるほどの通信速度でした。回線が混雑して遅くなりがちな昼休み時間帯でも速度をキープしており、ストレスなくネットを使用できるでしょう。MNP予約番号を事前に取得する必要がないため、簡単に乗り換えられるのもメリット。通信品質と料金のバランスがよく、たっぷりスマホを使える大容量の格安SIMを検討しているすべての人におすすめできます。
おすすめスコア:4.63(2025/12/26時点)
月30GBで収まる人に!安定した通信速度で海外でも使える
ドコモのオンライン専用プラン「ahamo」は、月30GBで収まる人には候補になります。月額2,970円で30GB使えるプランがメインで、通信品質が安定しているMNOのなかではpovoに次いで安い料金でした。80GBの「大盛りオプション」を追加すると月110GB使えますが、4,950円と特別安いとはいえません。50GB程度の容量を求めている人にとっては、110GB分の料金を支払う必要があるため割高に感じられるでしょう。初期費用が無料である点はメリットです。ドコモ回線を利用したMNOなので、大手キャリア同様の通信速度。通信速度はどの時間帯でも高画質の動画を快適に見られるレベルの速さでした。電波のつながりやすさも問題なく、地下・屋内問わず使用できます。乗り換え元での手続きなしで契約できるMNPワンストップに対応。1回5分以内の通話がかけ放題のプランなので、ちょっとした通話が多い人は通話料金を節約できるのも魅力です。また、30GB以内なら海外でもインターネットが利用できる点は大きな特徴といえます。プランの選択肢は少なめであるものの通信品質はよいため、20GBプランでいつも足りなくなる人など、月30GB程度の格安SIMの利用を考えている人で、とくに海外に行く機会がある人にはまず検討してほしいサービスといえるでしょう。
おすすめスコア:4.48(2025/12/26時点)
月30GBなら選択肢に!LINEがデータ消費なしで使える
「LINEMO」は、20GBでは足りない人で通話の頻度が高い場合におすすめです。1回5分以内の国内通話が何度でもかけ放題で、ちょっとした連絡が多い人は通話料金を抑えられますよ。LINEアプリ使用時にデータ消費がカウントされない点も特徴です(*5)。1か月で30GB使えるプランは月額2,970円。検証した格安SIM全体で比較すると特別安いとはいえないものの、通信速度が安定しているMNOのなかではahamoと並び、povoに次いで安い料金です。ソフトバンク回線を使用するMNOで、時間帯にかかわらず速度が安定している傾向。実際に通信速度を測定すると、回線が混雑する時間帯でも速度の低下はほとんどなく、どの時間帯でも高画質の動画を快適に視聴できるほどの速度でした(*1)。地下や屋内でも圏外になることはなく、電波のつながりやすさは満足できるレベルです。MNP予約番号を事前に取得する手間がないため、簡単に契約できるのも魅力。20GBでは足りないけれど30GB以上は必要ない人で、LINE電話などLINEをよく使う人にはおすすめといえるでしょう。
おすすめスコア:4.43(2025/12/26時点)
無制限プランが魅力。場所によっては電波がつながりにくい点に注意
「楽天モバイル」は、30GBでは足りない人で、povoのまとめ買い・都度購入の料金体系が合わない人におすすめ。追加料金なしで国内通話が時間無制限でかけ放題なので、よく通話する人にもおすすめの格安SIMです。povoのようにギガをまとめ買いする必要がなく、20GB超過後は月3,278円で無制限で使えます。比較した大容量の格安SIMのなかでは安めの料金設定でした。初期費用が無料であることに加え、現在乗り換え・新規申し込みで楽天ポイントがもらえる「三木谷キャンペーン」を実施しているのもうれしいポイントです。通信速度を測定すると、時間帯問わず高画質の動画を堪能できるほどの速度でした。地下や屋内でもつながりやすい電波である「プラチナバンド」の運用を始めたと発表があったものの、電波のつながりやすさの検証ではほかの格安SIMと比べて地下や屋内では電波が弱かったり圏外になったりする場所があったのは懸念点です。MNP予約番号を発行する必要がなく、スムーズに乗り換えられるのも魅力。電波のつながりやすさには多少の妥協が必要かもしれませんが、大容量プランを安く利用したい人には候補となるでしょう。
おすすめスコア:4.41(2025/12/26時点)
最安価格:0円(2025/12/26時点)
対象サービス利用者は割引あり。MNOで通信速度も安定
auのサブブランドである「UQモバイル」は、月額料金を抑えつつ、通信速度の安定感やサポート体制の充実度も譲りたくない人におすすめ。とくに、WiMAXなどのWiFiサービスを利用している人は、月額料金が割引されるセット割の対象となり、お得に利用できます。月30GB利用時の料金は3,828円と、比較した格安SIMのなかではやや高め。また、初期費用として事務手数料の3,850円が必要で、ほかの格安SIMと比較すると高めでした。50〜100GB使えるプランはないため、テザリングして自宅のWiFiとしても使いたいなど大量に通信する人には不向きです。大手キャリアのau回線をそのまま使用するMNOなので、混雑しやすい時間帯でも速度が安定。今月行った速度の検証では、通常時間帯だけでなく、混雑しやすい昼休み・通勤時間帯でも高画質の動画再生やオンラインゲームがサクサクできる速度をキープできました。電波もつながりやすく、地下や屋内でも圏外になることは少ないでしょう。MNP予約番号を事前に取得する必要はなく、乗り換えもスムーズ。店舗でも契約できるため、対面でサポートを受けたい人にもぴったりです。30GB使いたい人向けのプランとして格安とはいえませんが、通信速度が安定しているMNOから選びたい人は候補になるでしょう。
おすすめスコア:4.38(2025/12/26時点)
最安価格:0円(2025/12/26時点)
店舗でのサポートを受けられる。プランの選択肢は少ない
ソフトバンクのサブブランドである「Y!mobile」は、オンラインでの申し込みに不安がある人におすすめの格安プラン。店舗での申し込みが可能で、直接サポートを受けられる点が特徴です。ソフトバンク回線を利用したMNOなので、通信速度は時間帯を問わず速くて快適な傾向があります。回線が混雑する昼休み時間帯でも高画質の動画再生には十分な速度でした。検証した東京駅・新宿駅周辺の地下では電波がつながりにくい場所もとくになく、安定して使用できるのが魅力です。一方で、月40GBを超えるプランはなく、テザリングで自宅のWiFi代わりに使うには物足りない容量。30GBプランはありますが、月額料金が4,158円と安いとはいえません。また、オンライン申し込みの場合は初期費用が3,850円、店舗での申し込みの場合は4,950円かかります(*5)。MNPワンストップに対応していて、契約中の携帯会社でMNP予約番号を取得しなくてもよいのはうれしいポイント。はじめて格安SIMを契約するなど、オンラインでの手続きが苦手な人で、月30GBで足りるなら選択肢に入るでしょう。
おすすめスコア:4.38(2025/12/26時点)
通信速度が速い点はメリットだが、料金は特別安くはない
「LinksMate」は、いつでも高画質の動画を楽しみたい人には候補のひとつになる大容量の格安SIM。多くの格安SIMが提供していない100GB以上のプランもあり、選べるデータ容量が豊富な点が特徴です。実際に通信速度を測ると、昼休み時間帯でも高画質の動画もサクサク見られるほどの速度でした。電波のつながりやすさも良好で、地下や屋内でも圏外になるリスクは低いといえます。ただし、仕組み上はキャリアの回線を間借りしているMVNOであるため、混雑状況によっては速度低下のおそれがある点には注意してください。また、月30・40GB利用時の料金は検証した格安SIMのなかでは相場よりやや安めでしたが、月50・100GB利用時の料金はやや高めでした。事務手数料は3,300円で、eSIMの場合はさらにSIM発行料が550円かかるのも惜しいところです。MNPワンストップには対応しておらず、乗り換え時の手続きに手間がかかるのもネック。キャリアの回線を使うahamoやpovoも同等の通信速度で、さらに安く使えるものもあったことをふまえると、LinksMateを選ぶには決め手に欠けるといえます。
おすすめスコア:4.37(2025/12/26時点)
月30〜50GBなら安く使える!とにかく安さ重視ならこれ
「日本通信SIM」は、大容量プランを探しているとにかく安さ重視の人におすすめ。50GBプランは破格の2,178円で利用できます。月30・40・50GBどの容量の料金を比較しても、検証した格安SIMのなかで安めでした。50GBより多いプランはないため、それ以上使う場合はデータ追加の形となり割高ですが、50GBまでで収まる安さ重視の人にはうってつけ。多くの格安SIMと同様に、事務手数料として3,300円が発生する点は念頭に置いておきましょう。通信速度は昼休み時間帯では標準画質の動画なら問題なくみられる目安を下回るほど低下したものの、ほかの時間帯の速度は良好。電波のつながりやすさは問題ないものの、ドコモ回線を利用したMVNOであるため通信速度は回線の混雑の影響を受けやすく、時間帯によっては遅くなる可能性があります。通信速度に強いこだわりがないなら十分なレベルといえるでしょう。MNP予約番号を事前に取得する必要がなく、スムーズに乗り換え可能。時間帯によっては速度が低下しやすく、月100GB程度のかなりの大容量が必要な人には不向きですが、月50GB以内に収まる人なら十分検討する価値がある大容量の格安SIMです。
おすすめスコア:4.34(2025/12/26時点)
どの大容量プランも料金が安めだが、通信速度は物足りない
「BB.exciteモバイル」は、大容量プランでも料金が安い格安SIMです。25GBまでは従量制のプランがありますが、それ以上使う場合は定額制の「Flatプラン」を選んでください。30GBプランは月額2,068円・40GBプランは月額2,970円・50GBプランが月額4,400円と、30GBの料金が比較した大容量の格安SIMのなかでは最安でした。事務手数料は0円で、初期費用がかからない点もうれしいポイントです。ドコモ回線・au回線を利用したMVNOで、実際に通信速度を測ったところ昼休み時間帯はどちらの回線でもサイトの読み込みすら時間がかかる速度でした。電波のつながりやすさは問題ありませんが、MVNOの仕組み上混雑する時間帯は影響を受けやすいといえます。MNPワンストップには非対応で、乗り換え時に手間がかかるのがネック。料金は安いですが混雑時間帯は速度がかなり落ちやすいため、速度よりも安さを重視する人なら選択肢に入れるとよいでしょう。
ガイド:高山健次(元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア・サービス担当)

