凍結した路面や雪道での歩行の負担を和らげるスノーブーツ。北海道や東北など雪の降る地域で活躍するほか、寒い場所への旅行や都会での街履きで寒さ対策したい場合にもおすすめです。しかし、SOREL・THE NORTH FACE・ワークマン・Columbia・moz・Dannerなどさまざまなメーカーやブランドから販売されており、どのスノーブーツを選べばよいか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のスノーブーツ40商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのスノーブーツをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなスノーブーツは「冬の寒い日でもあたたかく、積雪や路面凍結していても滑りにくい商品」。徹底検証してわかったスノーブーツの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
mybestではベストなスノーブーツを「冬の寒い日でもあたたかく、積雪や路面凍結していても滑りにくい商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のスノーブー40商品を集め、以下の4個のポイントで徹底検証しました。検証①:滑りにくさ検証②:温かさ検証③:防水性検証④:歩きやすさ
おすすめスコア:4.81(2025/12/26時点)
最安価格:8,898円(2025/12/26時点)
迷ったらこれ。雨や雪も安心の防滑性と保温性で冬の外出を快適に
ムーンスター 810s SNOWF ET013は、軽量なEVA素材のソールを採用している防水・防滑が魅力のスノーブーツです。氷上での滑りにくさを発揮するガラス繊維配合ラバーを使用し、着脱が簡単なアッパー構造が特徴的で、デイリーユーズも可能と謳っています。滑りにくさの検証では、氷面との摩擦係数が0.591μと、濡れた路面でも安心して歩けるレベルといえます。滑りやすい場所でもしっかりとグリップがきくでしょう。マジックテープでフィット感を調整でき、クッション性もよく、歩きやすさも高評価でした。防水性の高さも優秀で、雨や雪の日でも内部への水の侵入を防ぎ、足元を濡らす心配がありません。保温性が高く足元の冷えをしっかり防ぐので、冬場の外出時も快適に過ごせるでしょう。高いグリップと防水性で、雨の日や雪道でも安定した歩行が期待できる商品。雪国に住んでいる人や悪天候下での外出が多い人、冬場の足元の寒さが気になる人はぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:4.7(2025/12/26時点)
最安価格:25,078円(2025/12/26時点)
あたたかさと防水性を求めるならこれ。滑りにくさも十分
Hunter Bootsのスノーブーツ UFS7100NYL-WWGは、軽量で防水性を備えた設計が特徴です。寒冷地や氷上・雪上でのグリップ性能に配慮した、独自の「Hunter Grip」アウトソールを採用しているのも魅力のひとつ。防水機能と約マイナス30度まで対応可能な保温性を持ち、寒さの厳しい冬のレジャーにも適していると謳っています。保温性に優れており、雪遊びやアウトドアシーンなど長時間の使用に適しています。防水性でも高い評価を獲得し、濡れた路面でも安心して歩けるでしょう。滑りにくさの検証では、摩擦係数0.467μと高めの数値を記録し、雪の上や凍結した道でも転ぶ心配は少ないといえます。一方で、フィット感や靴底の硬さに関しては意見が分かれました。モニターからは「足首まで支えられ、安定感がある」という声がある一方で、「足裏に少し硬さを感じるため、長時間の歩行では疲れそう」との意見もありました。徒歩で移動する距離が長い人には向いていないかもしれません。高い保温性と優れた防水性能が魅力のスノーブーツです。寒冷地での使用や屋外活動に適していて、雨や雪の日でも足元を濡らさずに快適に過ごせるでしょう。機能性を重視する人にとって、有力な選択肢のひとつといえます。
おすすめスコア:4.67(2025/12/26時点)
最安価格:12,535円(2025/12/26時点)
高い保温性であたたかさをキープ。防水性も高く安心
KEEN 防水ウインターブーツ 1027781は、履きやすいスリップオンデザインを採用したスノーブーツです。アッパーストラップの調節で、驚異のフィット感を実感できると謳っています。冬のレジャーからデイリーユースまで、幅広く着用できることを特徴としています。あたたかさの検証では高評価で、寒い季節でも快適に過ごせるレベルでした。防水性をチェックしたところ、まったく浸水がなく雨の日でも安心して着用できるでしょう。滑りにくさの検証でも摩擦係数0.431μと高めの数値を記録し、濡れた路面や凍結した道でも安定した歩行が可能といえます。一方で、フィット感には個人差がある結果に。「履いているうちに、つま先がズレてしまう」「足裏がかたい」という意見があり、履き心地にばらつきが見られました。特にタイトなフィット感を求める人には、厚めの靴下との併用や足首のベルトをしっかりと締める推奨されます。雨や雪の日に外出が多い人や、足元の安全性を重視する人におすすめです。冷え性に悩む人や冬場の外出が多い人にも適しているでしょう。
おすすめスコア:4.63(2025/12/26時点)
最安価格:9,900円(2025/12/26時点)
滑りにくさと保温性が魅力。、靴紐でフィット感を調整できる
デサントのle coq sportif LCS メリベル(防水設計)は、アウトドアスタイルを取り入れた防水設計のレディースウィンターブーツです。ラバーパーツの配置を工夫することで、グリップ性と軽量性を両立している点を魅力としています。発熱・蓄熱インソールと消臭機能を備えた機能面の高さと、スタイリッシュなシルエット、高級感のあるゴールドアイレットの採用によるデザイン性の高さも特徴的です。滑りにくさをチェックしたところ、高い摩擦係数を持ち、雪道や凍結路面でも滑りにくいといえます。冬場の通勤や通学で安全性を重視する人に適しており、安心して歩ける一足になるでしょう。保温性も非常に高く、寒冷地での使用にも対応できるレベルでした。歩きやすさの項目では、靴紐でフィット感を調整できたためズレなく履くことができましたが、つま先に幅の余裕がなく、厚手の靴下を履くときつく感じるといった意見も。また、靴底の硬さでは意見が分かれ、長時間歩く場合には疲労を感じる可能性があります。滑りにくさと保温性が高評価だった商品。機能面の高さに加え、ファッション性を重視する人におすすめのスノーブーツです。
おすすめスコア:4.62(2025/12/26時点)
最安価格:26,730円(2025/12/26時点)
高い断熱性であたたかい。防水性能も優秀
丸紅コンシューマーブランズのMERRELL COLDPACK 3 ZERO THERMO TALL WATERPROOFは、氷雪上でのグリップ力を考慮した設計の防水ウィンターシューズです。高い断熱性とアッパーには独自開発の透湿防水メンブレンを使用し、裏地には温かみのあるフリースライニングを採用。快適性と保温性を重視した仕様を特徴としています。検証では、 温かさと防水性の両面で非常に優れた結果 となりました。足元の不快感や冷えが気になる悪天候での使用におすすめのモデルでしょう。滑りにくさの検証でも摩擦係数0.417μを記録し、濡れた路面や雪道でも足元をしっかりと支える防滑性があるといえます。一方で、歩きやすさの点では評価が伸び悩みました。フィット感と靴底の硬さに関して、多くのモニターから「踵が浮く感覚がある」「靴底に硬さを感じる」といった声が寄せられ、長時間の歩行には不向きかもしれません。高い断熱性が期待でき、寒さに弱い人に適しているといえるでしょう。滑りやすい環境での使用が多い人や、足元の安全性を重視する人にもおすすめのモデルです。
おすすめスコア:4.56(2025/12/26時点)
最安価格:20,900円(2025/12/26時点)
防水透湿性能搭載。グリップ力も魅力
Danner GLACIERは雪寒地や凍結路面でも快適に歩けるよう設計され、防水透湿性能を持った快適な履き心地を叶えると謳っている商品です。靴底には、濡れた路面や氷上だけでなく、乾いた地面などあらゆる場面でグリップ力を発揮するArctic Grip All Terain技術のラバーを採用。保温性に配慮したライニング素材を使用し、フルグレインレザーのアッパーは耐久性を持つ仕様も魅力のひとつです。滑りにくさの検証では、非常に優れた結果を記録。滑り止め性能が優れており、雨の日でも安心して歩けました。濡れた路面でもしっかりとグリップし、雨の日の通勤や外出が多い人にとって頼もしい一足になるでしょう。防水性の評価も高く、浸水から足元を守れるといえます。一方で、フィット感に欠ける点が指摘されました。モニターからは「かかとが浮いて前にずれる」「靴紐が緩みやすい」との声があり、はき心地を重視する人は注意が必要です。全体的にフィット感や快適性に不満が残る結果となり、長時間の歩行には不向きかもしれません。滑りにくさに加え、防水性や保温性が高く、寒い季節や雨天時の外出に適した商品。特に、冷え性に悩む人や雨の日の外出が多い人にぴったりです。
おすすめスコア:4.55(2025/12/26時点)
最安価格:18,480円(2025/12/26時点)
保温性と防水性が魅力。ワイド設計で優れた履き心地
SOREL ティボリ5 ウォータープルーフ NL5113は、日本人の足に適したワイド設計と優れた防水性を特徴としているスノーブーツです。防水性だけでなく透湿性にも優れ、雨や雪の日での快適な履き心地を魅力としています。アウトドアの雰囲気と、日常に取り入れやすいモード感を兼ね備えたデザインもポイントです。温かさの検証では、非常に高い保温性を発揮しました。雪遊びやアウトドアシーンなど長時間の使用に適しているといえます。また、防水性も優れており、雨や雪の日でも安心して使用できるでしょう。滑りにくさの検証では高めの数値を記録し、雪の上や凍結した道でも気を付けていれば転ぶ心配は少ないといえます。一方で、靴底の固さに不安を感じる人が一定数いたため、長時間の使用では疲れを感じるかもしれません。短時間の外出や、徒歩での移動が少ない人には適したモデルといえます。滑りやすい場所を歩く機会が多い人や、雨天時の移動が多い人におすすめです。紐で調整できるため、フィット感も得やすいでしょう。
おすすめスコア:4.54(2025/12/26時点)
最安価格:19,800円(2025/12/26時点)
長い丈感デザインが特徴。保温性、防水性が揃ったスノーブーツ
ウィットニー3 トールウォータープルーフ NL5284は、SORELの人気モデル「ウィットニー」をアウトドア仕様にアップデートしたスノーブーツです。防水加工されたテキスタイルと合成皮革のマッドガードを採用し、雨や雪から足元を保護してくれるのが魅力です。素材と長い丈感で保温性が高く、温かさの検証では高評価を記録し、冬場の外出でも冷えを感じにくい仕様でした。寒さに弱い人や長時間屋外で過ごす人に一押しのモデルです。滑りにくさの検証でも良好な結果が得られ、転倒のリスクを抑えられました。雨や雪で濡れた路面でも安定して歩けるでしょう。歩きやすさの検証ではミッドソールとアウトソールにはほどよい厚みがあり、歩きやすいとの声も多くよせられていましたが、一部では「硬さが気になった」「つま先部分がキツイ」との意見があり、個人差が目立つ印象を受けました。保温性や滑りにくさで評価が高いため、寒い季節や雪が降る地方での使用を考えている人におすすめです。
おすすめスコア:4.52(2025/12/24時点)
最安価格:2,900円(2025/12/24時点)
雪道で滑りにくい。温かさと防水性も兼ね備えたスノーブーツ
ワークマンの「FieldCore 防寒ブーツ 氷雪耐滑ケベックネオ FC222」は、防水性と温かさを両立している雪道で滑りにくいスノーブーツ。防水性・温かさの両方の検証で高評価を獲得しており、どんな人にもおすすめできる1足です。37℃の温湯が入ったブーツを冷蔵庫に入れて冷やし、5分ごとに温度を測ったところ、55分間も30℃台を維持。保温性が高く、雪遊びやアウトドアシーンなど長時間の使用にも適しています。防水性も優秀。ブーツを履いた足を水の入ったバケツの中に入れ、水位を2cmから徐々に増やしたところ、10cmでも内部にはまったく水が染みませんでした。雨や溶けた雪が浸水する可能性は低いといえるでしょう。滑りにくさの結果も良好です。アイススケートリンクで摩擦係数を測定したところ、0.378μを記録しました。氷の上では滑る可能性があるものの、雪道や溶けた雪の上なら滑りにくいといえるレベルで、通勤・通学時に重宝しそうです。一方で歩きやすさはいまひとつ。つま先やかかとが浮いてズレやすく、あまりフィット感がないようです。モニターからは「靴の中のボアが少し滑る感じがあった」「雪の中だととくに踏ん張りがきかず足が疲れそう」との声が。とはいえ靴底にほどよい厚みがあり、硬さが気になりにくいのはメリットです。歩きやすさは高評価に届かないものの、高い防水性と温かさを両立。雪が積もった環境でも快適に過ごしたい人や足先が冷えやすい人はぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:4.5(2025/12/26時点)
最安価格:4,180円(2025/12/26時点)
足先の冷え・浸水を防ぎたい人に。温かいうえに防水性も高い
mozの「チェックボアライニング スノーブーツ」は、とにかく温かくて浸水してこない商品がほしい人におすすめ。温かさ・防水性の検証では、比較したなかでもトップクラスの高評価を獲得しました。特筆すべきは保温性の高さです。ブーツの中に37℃のお湯を入れ、冷蔵庫で冷やしてみると、60分間も30℃台をキープできました。寒い屋外でも長時間足元を温かく保つ性能があり、通勤・通学時はもちろん、アウトドアでも足先に冷えを感じずに過ごせそうです。防水性も高く、水位10cmの水中にブーツを履いた足を入れても、内部に浸水することはありませんでした。そのため、雨だけでなく溶けた雪も染み込むことは少ないでしょう。滑りにくさの検証結果も悪くありません。スケートリンクで摩擦係数を測定したところ、0.338μと高めの数値を記録しました。そのため、雪の上でも気をつけて歩けば転ぶ心配は少ないといえます。裏地のボアにより、足全体がほどよくフィット。ただし、足首がややゆるく、かかとが浮きやすい感覚もありました。モニターからは、「靴底の硬さが足にダイレクトに伝わる」という声もあがっています。歩きやすさは人を選びますが、保温性重視で選びたい人はチェックしてみてくださいね。
監修者:遠山めぐ美(靴のお悩みコンサルタント)
ガイド:柴田真人(マイベスト 生活雑貨チーム マネージャー)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


